ナナイロのキセキ
「・・・うん・・・。」

「ナナはいちばん大切で、いちばん傷つけたくないひとなのに、

オレ自身が傷つけて・・・。

自分がイヤになったし・・・辛かった。

ナナを失ったらどうしようかって、すごく不安だった。」

「うん・・・。」

「・・・明日、そっちに会いに行く。」

「え!?出張なんですか?」

突然の申し出に、私は驚いて質問する。

「いや、違うけど・・・。5分でも、10分でもいいから、

オレがナナに会いたいんだ。」
< 129 / 261 >

この作品をシェア

pagetop