ナナイロのキセキ
「あくまで私の意見!

もしかしたら坂下さん、全く結婚なんて考えてないかもしれないし。」

にまにまと、少しからかうような視線。


(う・・・。確かに・・・。)


私は一瞬ひるみつつ、その可能性も当然、考える。

「そうですね・・・。それはそれで結構さみしいですけど・・・。

そう・・・うーん。どうなんだろう・・・。

このまま、あと何年も遠距離っていうのもツライし・・・。」

「だね。それは坂下さんも同じだと思うよ。

まあ・・・これから二人でゆっくり考えていけばいいんじゃない?

ちょっとからかっちゃったけど、

坂下さんが全く何も考えてないってことは、ないと思うよ。」

「そうだといいんですけど・・・。」

これからの私たちのこと。

亮一さんは、どんな風に考えているんだろう。

ふいに友里さんと目が合うと、吸い込まれそうな笑顔を向けてくれる。

「大丈夫ですよ。ナナちゃんは。

どういう道を選んで進んでも、きっと、うまくいきますよ。」

にこっと私に微笑んでから、「美希もだよ」と、有馬さんにも笑顔を向けた。

ゆるやかな空気に包まれながら。

私はぼんやりと、これからの自分たちについてを考えていた。











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