ナナイロのキセキ
「はい。それはうれしいんですけど・・・あ、坂下さんこそ、
忙しそうですけど大丈夫ですか?」
「うん。思ってたより忙しいけど、仕事はまあなんとかやってる。
それよりも・・・。」
「はい?」
「牧野さんに会えないのが、やっぱりちょっと、つらいかな。」
「え・・・。」
切なげに呟く声に、私はドキッとしてしまう。
(坂下さんも、そう思ってくれてたんだ・・・。)
私は少し安心する。
もちろん、さみしさを感じてくれてるはず・・・とは思っていたけれど、
男の人だし、大人だし、忙しいし・・・
どこかで、私への気持ちが薄れているんじゃないかとか、
割り切っているんじゃないかとか、
考えたり、感じたりしている暇もないかなとか、不安な部分もあったから。
「私も、さみしいです・・・。」
坂下さんの想いを聞いて、自分も素直な気持ちを口にする。
「・・・うん。ごめんね、寂しい思いさせて。」
「ううん。でも久しぶりに話せたし、一緒の気持ちだってわかったら、
なんか、大丈夫な気がしてきました。」
「そっか・・・。あ、でも、今日は朗報があるんだ。」
「朗報?」
「うん、来週の木曜日、そっちに出張に行くことになったんだ。」
「え!?ほんとですか?」
私は思わず立ち上がる。
忙しそうですけど大丈夫ですか?」
「うん。思ってたより忙しいけど、仕事はまあなんとかやってる。
それよりも・・・。」
「はい?」
「牧野さんに会えないのが、やっぱりちょっと、つらいかな。」
「え・・・。」
切なげに呟く声に、私はドキッとしてしまう。
(坂下さんも、そう思ってくれてたんだ・・・。)
私は少し安心する。
もちろん、さみしさを感じてくれてるはず・・・とは思っていたけれど、
男の人だし、大人だし、忙しいし・・・
どこかで、私への気持ちが薄れているんじゃないかとか、
割り切っているんじゃないかとか、
考えたり、感じたりしている暇もないかなとか、不安な部分もあったから。
「私も、さみしいです・・・。」
坂下さんの想いを聞いて、自分も素直な気持ちを口にする。
「・・・うん。ごめんね、寂しい思いさせて。」
「ううん。でも久しぶりに話せたし、一緒の気持ちだってわかったら、
なんか、大丈夫な気がしてきました。」
「そっか・・・。あ、でも、今日は朗報があるんだ。」
「朗報?」
「うん、来週の木曜日、そっちに出張に行くことになったんだ。」
「え!?ほんとですか?」
私は思わず立ち上がる。