君想い【完】


「純!プール行こうぜ!」

電話で誘われたのは、意外にも榎本祥吾だった。

近くにあるテーマパーク付きのプールにクラスの奴と行くことになると、
さりちゃんは急いで宿題を終わらせた。

みんなで駅に集合し、バスでプールに向かう。
バスの中で静かにすることの知らない中学生は始終大騒ぎだった。

みんな親と来たことはあるが、友達と来るのは初めてらしく大はしゃぎで、
僕とトシはウォータースライダーを15回も楽しんだ。

榎本祥吾と3人で競争したりもした。
水泳部の榎本祥吾に勝てる訳もなく僕とトシは惨敗だった。

「もっと頑張りなさいよ!」

なんてさりちゃんに怒られたりもした。

流れるプールでまたさりちゃんと榎本祥吾は喧嘩をしていた。

みんなでシートを広げ、フランクフルトなんか食べながら、焼けるような暑さの太陽を浴びて日焼け勝負をしていた。

元々黒い榎本祥吾はこれ以上焼けないだろう。
とさりちゃんに鋭いつっこみまであびていた。

そして喧嘩。



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