君想い【完】


大騒ぎの1日も短いものであっという間に閉園時間になってしまった。

ロッカールームでシャワーを浴びていると、
隣りの女子ロッカールームから奇声が響いた。


「なんであんたがここにいんのよ!」

女にしては少し低いでかい声はさりちゃんだ。

急いで着替えを済ませ、
ロッカールームの外に出るとそこには隣りのクラスのゆかりちゃんがいた。

「いちゃ悪い?あんたこそなんでいんのよ?」

「あたしはクラスのみんなで遊びに来てるの。」

「クラスのみんな?」

ゆかりちゃんは急にあたりを見回した。

すぐに目に付いたようで、榎本祥吾の手を引き外へと連れ出した。

僕とさりちゃんは目を合わせ後を追った。

「祥吾くん、あのね…」

「何?」

「ずっと好きだったの。付き合ってほしいの!」


< 72 / 403 >

この作品をシェア

pagetop