君想い【完】
大騒ぎの1日も短いものであっという間に閉園時間になってしまった。
ロッカールームでシャワーを浴びていると、
隣りの女子ロッカールームから奇声が響いた。
「なんであんたがここにいんのよ!」
女にしては少し低いでかい声はさりちゃんだ。
急いで着替えを済ませ、
ロッカールームの外に出るとそこには隣りのクラスのゆかりちゃんがいた。
「いちゃ悪い?あんたこそなんでいんのよ?」
「あたしはクラスのみんなで遊びに来てるの。」
「クラスのみんな?」
ゆかりちゃんは急にあたりを見回した。
すぐに目に付いたようで、榎本祥吾の手を引き外へと連れ出した。
僕とさりちゃんは目を合わせ後を追った。
「祥吾くん、あのね…」
「何?」
「ずっと好きだったの。付き合ってほしいの!」