小さなルルナくん。


「柚をしばらく1人にさせてしまうが、瑠々那を1日でも早く治す為なんだ」


「ルルを…海外へ………」


離ればなれなんて…やだよ………。



「俺、このままでもいいです」


と、ルルはボソッと呟いた。


「…瑠々那?」


「俺…柚の傍にいたいんです。だから…このままでいい」


ルル…………


「…私も、ルルと一緒にいたい!」



「残念だが、それは出来ない」


パパは首を横に振った。



「ど、どうして……」


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