*花は彼に恋をする*【完】

「………!!」

……えっ!?

今のは本当にプロポーズ!?

目が点になり

私の頭の中が一瞬真っ白になった。


……だって、私達は

2週間前にちゃんと

お互いが『好き』って確かめ合って

お付き合いが始まって

昨日本格的な遠出デートと

お泊まりでここに来て

手を繋いで散歩をして

『ハジメテ』を経験したばかり…。

身体は勿論、心にもまだ

その余韻も温もりも残っている中での

プロポーズって…。

こんな急展開を

誰が想像してただろう…。

唖然となったままの私に

翔英さんは私の手をさらに握ると

「…聞いて欲しい。
恋人同士になったばかりで
玲花には『早い』と
思うかもしれないけど
俺は報宣で玲花と
上司と部下だった時から
ずっと好きだった。」

「……。」

「…もう、俺は
二度と玲花を手放したくない。
俺以外の誰にも触らせたくない。
ずっと永遠に俺のそばに
置いておきたいんだ。」

そう言って彼は漆黒の瞳で

私をジッと捉えた。
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