*花は彼に恋をする*【完】
「…申し訳ありませんでした!!」
私は座ったままガバッと
頭を下げて謝罪した。
2人とも一瞬驚いていたものの
「…別にいいから。
瑛美香も俺も怒ってないから
頼む…顔をあげてくれ。
俺の方こそ悪かった。
だから、謝らないでくれ…。」
黒瀬課長はそう言って
私に顔をあげるように言った。
「…そうよ、玲花ちゃん。
いいのよ…気にしないで。
女としてわかるわ。
大切な人が他の女性と
仲良く喋ってる姿見ちゃったら
嫉妬しちゃうもんね。」
私の気持ちをとうに見透かしてる
瑛美香さんはクスリと笑う。
「……!!」
私は俯きながらも
バレバレになってしまった事に
ジワジワと顔が紅くなっていった。
「…それに元々は全部
翔英が悪いんだからね!!
あなたが曖昧な態度をとらずに
ちゃんとしていれば
玲花ちゃんをこんなに混乱させたり
苦しめずに済んだんだから…。」
そう言って瑛美香さんは
「…本当に翔英には勿体無いぐらい
玲花ちゃんは可愛い子ね。」
と呟きながら私の顔をあげさせた。