雪恋ふ花 -Snow Drop-
春人は珠をそのまま自分のベッドに運ぶと、写真集を握りしめているのを見つけて、枕元の机に置いた。
セーターを脱がせてそっと寝かせる。
いったい何があったんだ。
珠が自分から話す気になるまで待つつもりだが、心配なことに変わりはない。
まずは、ゆっくり寝かせてやりたい。
そして春人は干してあった寝袋を持ってきて、ソファーで寝ることにした。
珠を気にしながらも、スキーの疲れで春人はいつしか眠りに落ちていた。