雪恋ふ花 -Snow Drop-
さらに話を聞くうちに、友達とその彼氏とは別行動、その上、自分の彼氏までも先に行ってしまったという事実を知って、春人はますます怒りがおさまらない。
そんなことされて、なんでこいつは平気な顔してる?
頭おかしいんじゃないのか?
彼女が態勢を立て直すのを待って、春人は再び滑り始めた。
何度も転びながら、どうにかリフト乗り場に到着した。
彼女の友達とやらを探すが、もちろん見つからない。
聞けば相当時間が立っているらしく、そんな勝手なやつらが彼女を待っているとは思えなかった。