そしてキミは花になる
定員さんは、笑顔が素敵なだけでなく言葉もはきはきしている人だった。
「ありがとうございます。」
お礼を言って中に入るとオーナーがいて、早速面接をすることになった。
面接では、思わず笑ってしまう場面があるほど、柔らかい空気で行われた。
フレンチの人は、みんな優しくて気さくな人ばかりでとても楽しみ!
結果は、家に郵便か電話で貰えることになった。
最初は、あんなに緊張してたのに。
今は、ワクワクしか出てこない。
わたしは、結果が届くのが楽しみでしかたなかった。
「ただいまー」
シン…。
あれ?
誰もいない?
今日は、お父さんもお母さんも早い日だよね?
不思議に思ったわたしは、リビングに入った。
大きなテーブルの上に紙がおいてあった。
“田舎のおばあちゃんの具合が悪いそうだから、お父さんて二人で行ってくるね。
ご飯は、てきとうになんか買って愁一(しゅういち)と愁芭で食べてね。
母より”
隣には、福沢諭吉が一枚おいてあった。