そしてキミは花になる


「愁芭ちゃん初日お疲れー」

店長がわたしに向かって叫んでる。
何かに集中してて手が放せないんだな。

「ありがとうございまーす!お疲れ様です!わたし、お先に失礼しまーす!」

わたしも負けじと店長に叫び返すと店長は、手だけをこちらに向け振ってくれた。

まだ残っている皆さんにペコリとお辞儀をした。
もちろん、花夜さんにも。

店を出ると少し肌寒く感じる風がわたしの体を直撃した。

まだ立春だもんね。


――――
まだ少し肌寒いこの季節から全ての出来事が動きだしたね。

今でも立春が来ると先生を感じるよ。


先生の1番は、わたしであってほしいって何度も願ったね。

そんな願い必要なかったね。


先生は、いつだってわたしを1番に考えてくれたよね。


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