そしてキミは花になる


「ふふっ。内緒ね?」

ちょっと悲しそうに笑った花夜さん。

「そう…なんです…か」

…。
何動揺してんのわたし。

花夜さんだって“元彼”って言ってるじゃん。

ひっかかるのは、先生のことだから?

ううん…。
違う。
わたし分かっちゃったんだ。

花夜さんのあの悲しそうな声は…


“先生がまだ好き”


そう言っていることが。

先生は、花夜さんのことどう思ってるのかな?

こんなに美人さんだしまだ好きとかあるのかな?

先生、意外と面食いだったんだな。
あ。
でもわたしはブスだから趣味が悪くなっちゃった?

あーもぅ。
考えれば考えるほど悪い方向に向かっていくわたしの思考。

性格悪いな。
わたし…。


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