いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
「姉ちゃん、朝だぞ。起きろよ!
って起きてるし。
あれ太陽兄ちゃん!来てたんだ。朝メシ食ってく?」

弟の拓也が部屋に入ってきた。

うん?待って。

今、朝食に誘った!?

太陽となんで朝ごはんを一緒に食べなきゃいけないのよ!

断れ断れ断れ断れ断れ!

この後太陽は私の必死な気持ちを簡単に裏切っていった。

「おぉ!じゃあ、お言葉に甘えて。」

甘えなくて良い!!
甘えるな!!

「あ!姉ちゃん早く着替えなよ。
今日一部の生徒登校の日だろ?」

え?なにそれ。

そんなのあった?

「今日生徒会委員全員が、登校する日だろ!
おまえ生徒会委員だろぅが!
ばぁか!
さすがカバだな!」

教えてくれた事には感謝しておくが…。

バカとカバはないでしょ!

「何睨んでんだよ。
そんな顔してるとますますブスになるぞ。」

なっ!?

太陽はクルリと私に背中を向けると

「ゆうやぁ!!メシィ!!」

「はいはい。
姉ちゃん先食べてるから早く着替えて下来いよ」

…。

ここはいつ太陽の家になったんだろう?

はぁ…。
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