いたずら太陽。〜世界で1つの光〜

亮佑のお父さん

さてまずは父さんに弁当渡しに行くか。


院長室に行ってノックをした


「どうぞー」


ドアの向こう側から父さんの声が聞こえた。


ガチャ


「父さん。俺だ俺」


山積みになった書類の中から父さんが顔を半分出した。


「亮佑じゃん。
俺俺詐欺かと思ったジャマイカ!ビックリさせるな」


…。


俺俺詐欺って電話でするやつだよね?


顔合わせたら俺俺詐欺じゃないじゃん。


しかもジャマイカってなんだよ!


あんた今何歳だと思ってんだよ!!


父さんは昔
『若き天才医師』
と、呼ばれて30歳でこのでっけぇ病院の院長になった。


…らしい。


それから7年。


今でも院長をやっている。

「で、何しに来たんだ?
俺に会いに来てくれたのか!
父さん嬉しいぞ☆」


まだ何も言ってないだろ!

自己解釈するな!!


「はぁ…。これ弁当。
それだけだから。」


「えっ!もう行くのか!?せっかく久しぶりにあったのに。
亮佑待てって。」


「待たない」


ガチャ。バタンッ。
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