いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
だって昨日の約束が嬉しすぎて会うのが恥ずかしかったんだもん…。

なんていえないよぉ…!

「あっ!
ほっとして俺に会うのが恥ずかしかったとか???」

げっ!!思考が読まれてた!?

宇宙人か!?

「あれ…図星?
顔真っ赤だよ?」

「……。」

「……かわいい☆」

いきなり私の足が宙に浮いたかと思うと私の目の前に太陽の顔があった。

太陽は私にしか聞こえない声で

「姫織?俺うれしい…。
もう今日は学校抜けちゃおうか♪♪」

そんなのダメに決まってるけど私は小さく頷いた。

今日の私はどうかしてる。

いつもの私なら全力で否定するはずなのに今日は「太陽と一緒にいたい」と思ってしまう。

太陽は、触れるだけのキスをしてから私をお姫様抱っこした。

「俺達、今からデートするから早退するわ。
愛華チャン先生に伝えといて♪
じゃ♪♪」

太陽は私を抱いたまま教室をでて階段を飛び降り学校をでた。
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