傷ついてもいい
「そろそろご両親に挨拶に行かないとなあ」

その日は、斎藤の仕事が早く終わったので、二人で居酒屋に寄って飲んでいた。

「ああ、ほんとだ。来てくれる?」

「もちろん!けど、あれって緊張すんだよなあ」

「経験者は語る、ですか?」

佳奈が冷やかすと斎藤は、「ま、ね」と笑う。

二人の間にわだかまりは、もうないように思えた。

恋とは違うけれど、愛には近い気がした。

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