傷ついてもいい
「決まったらお祝いしてくれる?」

「あ、うん!もちろん!美味しいもの食べに行こう」

佳奈が言うと、直己は振り返って佳奈を見た。

「佳奈さんの料理、食べたい」

「え?私の?」

「うん。ダメ?」

「ダメじゃないけど」

佳奈は、複雑な気持ちになる。そんなに料理は得意じゃないって知ってるくせに。
「なんで、そんなこというの?」

「だって、今食べとかないと、佳奈さんが結婚しちゃったら、もう二度と食べらんないから」

直己は立ちあがって、着替えを取りにいった。
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