傷ついてもいい
電車の窓から見る景色が、少しずつ緑に変わっていく。

その風景がなぜか直己の姿と重なる。

小さくなって。遠くなって。

見えなくなって…

そして忘れてしまいたかった。

今にも降り出しそうな空を見上げながら、佳奈は、直己のことをずっと考えていた。
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