地の棺(完)
心臓が大きく跳ねあがった。
そんな話になるとは思わなかったから。
わたしがここに来た理由はふたつある。
姉が書いたと思われる手紙を出した人物に会うため。
そして、同封されていた鍵が意味するものを知るため。
前者は姉の恋人だった人か、もしくは椿さんが出したんじゃないか、と思ってる。
だからこの鍵の意味も出した人がわかれば聞けばいいと、そう考えていたんだけど。
鍵が殺人の原因だとしたら……わたしが来たことがそもそもの引き金になってしまったとも言える。
そう考え始めると、自分が犯してしまったかもしれない過ちの大きさに耐え切れなくて、体が震えた。
「蜜花ちゃん?」
わたしの異変に気付いた快さんの心配そうな声。
大丈夫です。
そう言いたいのに声がでない。
「大丈夫? 落ち着いて」
「快さん……わたしが来たせいで、真紀さんや千代子さんが殺されたのかもしれません……」
「蜜花ちゃんのせいで?」
「はい。わたしがここに来たのは、姉から来た手紙がきっかけでした。その中にこの……鍵が入っていて」
そういってネックレスを首から外す。
鍵を快さんに手渡すと、快さんは不思議そうな顔で鍵を見ていた。
「事故から八年もたってそれが送られてきた理由を聞きたい、そう思ってました。
姉さんが亡くなった時、わたしは現場にいて、そこで人が食べられるのを目撃したんです」
「人……が?」
そんな話になるとは思わなかったから。
わたしがここに来た理由はふたつある。
姉が書いたと思われる手紙を出した人物に会うため。
そして、同封されていた鍵が意味するものを知るため。
前者は姉の恋人だった人か、もしくは椿さんが出したんじゃないか、と思ってる。
だからこの鍵の意味も出した人がわかれば聞けばいいと、そう考えていたんだけど。
鍵が殺人の原因だとしたら……わたしが来たことがそもそもの引き金になってしまったとも言える。
そう考え始めると、自分が犯してしまったかもしれない過ちの大きさに耐え切れなくて、体が震えた。
「蜜花ちゃん?」
わたしの異変に気付いた快さんの心配そうな声。
大丈夫です。
そう言いたいのに声がでない。
「大丈夫? 落ち着いて」
「快さん……わたしが来たせいで、真紀さんや千代子さんが殺されたのかもしれません……」
「蜜花ちゃんのせいで?」
「はい。わたしがここに来たのは、姉から来た手紙がきっかけでした。その中にこの……鍵が入っていて」
そういってネックレスを首から外す。
鍵を快さんに手渡すと、快さんは不思議そうな顔で鍵を見ていた。
「事故から八年もたってそれが送られてきた理由を聞きたい、そう思ってました。
姉さんが亡くなった時、わたしは現場にいて、そこで人が食べられるのを目撃したんです」
「人……が?」