あの人は俺たちの兄だった。
「いただきます」
そう言って俺と葎はご飯を食べた
たった二人で食べるご飯
もう何年もこんなで慣れてしまったさみしい食卓
まぁ今更あんな親と飯なんて食いたくもないけど
俺たちの毎日毎時間の食事はけして多くない量で済ませる
多く食べすぎると後で戻してしまうから意味がない
ホントは葎にはもっと食べてほしい
げっそりした葎をみるとそう思う
「どうかしたの?」
「いや、なんでもないよ」
なんで俺たちはこんな家に生まれたのだろうな