あの人は俺たちの兄だった。


「よぉ、瀧野(タキノ)。今日も元気そうだな」

「・・・・」


新島は何かと俺にかかわってくる

どれだけ俺が存在を消そうとも・・・だ


「無視かよ、おいっ!」


そう言って胸ぐらをつかんでくる新島をギロッっと睨むと新島は拳を振り下ろしてくる

俺はそんなものに怖気もせず拳を受け止める

いままでこんなことは何度でもあった


「俺のことはほっといてくれ。毎回うざいよ、お前」


俺がそう言うと周りはひそひそと話す

目障りなこと極まりない

他の気の弱いやつはびくびくとしている。

おそらく自分に火の粉が飛ぶのを恐れているんだ


< 4 / 73 >

この作品をシェア

pagetop