とにかく毎日呟くという二月の挑戦。〜言ってみよう!やってみよう!〜
22日。うちのにゃんこ。

【2月22日土曜日】

にゃん、にゃん、にゃん。
今日は「猫の日」だそうな。
(ふー、ふー、ふー、で「おでんの日」でもあるそうだ)
狙っていたわけでは全くないんだけど、そういうわけで今日は我が家のにゃんこについて、少し。

え!?旦那は?
またどっか行ったん!?
と突っ込んでくれたそこのアナタ。ありがとう覚えててくれて。しかもこんなどーでもいい話を。(ぐしっ)
大丈夫、忘れてない。きょうは夫の話です。

そうです。
東雲家の「にゃんこ」とは他でもない、夫のことです。(書いてて情けなくなってきた…)(いかん、導入部からこんなんじゃ終わりまでもたん。)

気を取り直して。
えーと、にゃんこ!

本人のあだ名が「タマ」だったことに由来します。(その理由は定かではない)
もうこれが定着してしまったので、例えば東雲家の朝は「にゃんこさん、そろそろ起きてくださいよ。」で始まる。にゃんこ、と呼び捨てにはしない。それはなんか違う。あくまで「にゃんこさん」である。(で、うちは結構敬語で話すことも多いです)

あ、そろそろ背中が痒くなってきましたか。すんません、うちは周囲が呆れるくらい仲良しらしいので。(本人たちに自覚はない)
ええ、別に「にゃんこ〜(ハート)うふふ〜、いやーん」っていう気持ち悪いノリで言ってるんでは決してないのですが、この辺にしておきますね。

猫氏の出身地は、神戸です。
「すべてのものはその土地が生む」とはわたしの大好きな岸田繁氏(くるり)の言葉ですが、夫はその通り神戸の街そのもの、という気がします。

洋風のものが好きで、品があり、きちんとしている。
むやみに新しいものを買わない。きちんと古いものを大切にする。けど、それに固執はしない。新しくても良いものは取り入れる。
シャツとジャケット、革靴に目がない(そして、こだわる)。
音楽と美味しい食事は人生に必要な糧だと思っている。
甘いものは好きだが流行りのものではなく「それ本来のあるべき姿」を好む。(プリンは固く蒸したものがいい)だから、基本、油脂はバターが好き。マーガリンだのホイップクリームだの、植物性のまがい物を嫌う。
パンにうるさい。ハムにもうるさい。紅茶にもうるさい。(うるさい割に砂糖は二杯入れる)

一言でいえば「めんどくさい男」です。私だってこれが自分の夫じゃなかったらこの文章読んで「うわーめんどくせっ!」って言うもん。リアルの友人にもそれをよく言われます。
それから、彼の実家の家族たちも「むずかしい子やねぇ」といいます。
頑固な故にちょっと気難しい人なのかもしれません。

ま、何に対してもこだわりがあるので、私にはちょうどいいのです。(彼に比べれば、生活に関わる大概のことはどうでもいい(どれでもいい)と思っているので、私。)

神戸が大好きで、年に3回は必ず帰ります。家族を大切にする、という姿勢をわたしは彼から学びました。甥っ子、姪っ子は目に入れても痛くない位に可愛がってます。おばあちゃんは、必ず訪ねて元気な顔を確認してから帰ります。

見た目はよろしいです。
義母(夫の母)は氷川きよしに似てるといいます。
(何となく分かるけど、あんなに濃くないし、あんなに愛想よくない)

頭の中身は大変よろしいです。
(あくまで東雲比、です)
(本人は「上には上がいるんだよ」と嘆きます)(本人のいう「上」の高さが私には測れないが)

ともかく、理系男子です。

お仕事は研究開発職です。
新しい技術で新しいものを生み出す仕事です。
製品開発のため、今年度から3年間大学院に通うことになりました。(会社命令)

つまり
いま、学生です。
37歳なのに学割がききます。
(一緒に映画を観にいくと彼は大学生料金、私は一般料金なので、なんだかやましいことをしているような心持ちになります。)

最近は院で経営を勉強しているので、何かにつけマーケティングの見地に立ってものをおっしゃいます。(少し脳みそ休ませたらよろしいのに)(若干うざったい時があります)

引きこもりかと思いきや、お外も大好き。最近は自転車乗りがマイブームです。会社まで往復30キロ、ロードバイクで通勤しています。
六甲の山で育ったので、山登りが得意です。六甲山縦走をしたことがあるそうです。(六甲の山々を横に歩いて制覇して行くものらしい)

自転車生活ですっかりウエストが細くなりました。66センチ。ムカつきます。

乗り物全般
特に古い車が大好きです。
うちの車庫には1966年製の車が眠ってます。(車検切ってあるので眠る粗大ごみです)(この子がいるせいでうちは近所に駐車場を別で借りています。はやく処分してほしいです。)

音楽が大好きです。
楽器は出来ませんが、お歌が上手です。
アンサンブル(少人数の合唱グループ)のメンバーです。
Bassです。良い声してます。
主にバロック~ルネサンス期の歌を歌ってます。
プーランク、という人の歌が好きだそうです。(東雲はよく知りません)
こないだはソロで武満徹(作曲家)を歌ってくれました。
素敵だけど、変な歌でした。

「地球はまるっいぜー♪リンゴはー赤いぜ〜、、ピラミッドは三角だぜ〜♪」
これを真剣に(しかもええ声で)人前で歌う夫です。

まとめると、変な人です。

だけど彼の「変態やな…」は、最高の褒め言葉のようです。
そんなわけで、毎年ツールドフランスに一般枠で参加してる人とか、南極で海底を掘ってる人とか、作曲家とか、変わったお友達が多いです。

いつまでたっても
なかなか捉えきれない人かもしれません。

最近発見した彼の新しい面は、アニメが好きなことです(笑)私よりだいぶ、好きです。(東雲は紙媒体が大好きです)彼の最近のお気に入りは『キルラキル』という作品です。懐かしい感じのバトルもの、というだけで私にはあまりよくわかりません。

最近夫が読んだのであろう本が書棚にあるのでいくつか並べてみます。

夫に限らず、並んでる本を見ると、なんとなくその人がわかるような気がする。(CDもそうだね)

海底ごりごり 地球史発掘
富士山 大自然への道案内
(もともと大学で地質学科だったので、多分純粋な興味の分野)(富士山は多分登りたいんだろう)

方法序論 /デカルト
ロウソクの科学 /ファラデー
神と新しい物理学
(原点回帰?よくわからん)

日本の税金新版
高校生からのゲーム理論
マッキンゼー
(多分、大学の資料的なもの)

戦争責任とは何か
平和主義とは何か
零戦/堀越二郎
(夫、どうした!何に備えてるんだ!?)

社会主義における人間/大塚久雄
銃、病原菌、鉄(上下巻)
(↑これは面白かった。DVDでみた)

ペラトルカ ルネサンス書簡集
フランス ルネサンスの人々
バッハからの贈り物/鈴木雅明
(音楽の背景理解のため?)

空気の研究/山本七平

寺田寅彦随筆集

ジーキル博士とハイド氏
西瓜糖の日々/ブローティガン
砂の女/安部公房
代表的日本人/内村鑑三
晩年/太宰治
(ブローティガンは小川洋子がラジオ番組で紹介していたのがキッカケ)

時計じかけのオレンジ
星を継ぐもの
むずかしい愛/カルヴィーノ
(ビブリア古書堂キッカケで、しばらくハードボイルドを読み直していた。)

ちなみに私は上記のほとんどを読んでいません。(読めない。)

最近の興味の範囲が少しわかった程度だなこれじゃ、、、まとにかく。ゆるーく、まとめると

頑固で
気難しくて
繊細で
寂しがりやで
マニアックな

うちの、にゃんこさんです。
私の知らない世界をたくさん知っている、良き導き手、であります。



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