禁断の恋~先生×生徒~
「なんだ。そんなことか」
「そんなことって私にとっては重要問題です!」
「ごめん、ごめん。だけどね、結衣ちゃんは気づいてないと思うけど、去年もそんな感じだったんだよ」
「どういうことですか?」
「去年もね、襷先生に憧れてたやつたくさんいたんだけど、厳しすぎてね。だから所詮憧れに過ぎないんだよ」


結衣は綾野先輩の話しを聞きながら、自分の気持ちを確認していた。









『私は襷先生に憧れではなくて恋なのか』と。



「結衣ちゃんは本気でしょ?」
「はい!もちろん」


自分に言い聞かせるかのように強く言い切った。
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