禁断の恋~先生×生徒~
翌日。
結衣と由紀は綾野先輩とも一緒に登校するようになった。
「おはよう」
「おはようございます」
それでも変わらない。
結衣が襷先生に挨拶する度にドキドキすることも。少しゆっくりと襷先生の前を歩くことも。
一緒に登校するようになって一週間後。
綾野先輩が結衣に恋について聞いてきたことが綾野先輩にも話すきっかけとなった。
「結衣ちゃんは好きな人いないの?」
綾野先輩は由紀と付き合ってからも結衣を結衣ちゃんと呼ぶ。
「私は…」
しばらくの沈黙の後、ゆっくりと話し出した。
「い、います…よ」
「そうなんだ。俺も知ってる?」
結衣は「はい」でも「うん」でもなくただ小さく頷いた。
「誰なの?」
「先輩もよく知ってる人」
「誰だろう…」
「あ…あの!絶対に誰にも言わないって約束してくれます…か?」
「そうしてほしいならね」
綾野先輩のその言葉に勇気づけられ話した。
由紀に話した時みたいに偽りのないように。
ただ素直に、 自分の気持ちに嘘をつかないで。
結衣と由紀は綾野先輩とも一緒に登校するようになった。
「おはよう」
「おはようございます」
それでも変わらない。
結衣が襷先生に挨拶する度にドキドキすることも。少しゆっくりと襷先生の前を歩くことも。
一緒に登校するようになって一週間後。
綾野先輩が結衣に恋について聞いてきたことが綾野先輩にも話すきっかけとなった。
「結衣ちゃんは好きな人いないの?」
綾野先輩は由紀と付き合ってからも結衣を結衣ちゃんと呼ぶ。
「私は…」
しばらくの沈黙の後、ゆっくりと話し出した。
「い、います…よ」
「そうなんだ。俺も知ってる?」
結衣は「はい」でも「うん」でもなくただ小さく頷いた。
「誰なの?」
「先輩もよく知ってる人」
「誰だろう…」
「あ…あの!絶対に誰にも言わないって約束してくれます…か?」
「そうしてほしいならね」
綾野先輩のその言葉に勇気づけられ話した。
由紀に話した時みたいに偽りのないように。
ただ素直に、 自分の気持ちに嘘をつかないで。