第8回ベリーズカフェ短編小説コンテスト「財閥御曹司」

『財閥御曹司』

結果発表

最優秀賞 商品券1万円

『財閥御曹司に仕掛けられたのは、甘すぎる罠でした。』朝永ゆうり/著

辛い過去&恵まれない境遇ながらもひたむきに生きるヒロインが、財閥御曹司に溺愛される…という王道をなぞる展開でしたが、芯のあるキャラクター設定が短編のなかでもきちんと表現されている良作でした。

財閥に生まれた主人公二人の気品を始終感じることができ、憧れ感のあるストーリーに引き込まれます。

過去のモノローグやスパイスとなるエピソードへの流れもお上手で、全体のバランスが良い…!と評価の声が高かったです。

強いて言えば、「財閥」ならではとなる、脇役たちとの仲違い摩耗エピソードがさらに加わると厚みが…と言いたいところですが、これは短編コン。

編集部からの我儘なリクエストはまた別の機会にさせていただきます!

優秀賞 商品券3千円

『財閥御曹司は、深窓令嬢に一途な恋情で愛し尽くしたい。』伊桜らな/著

溺愛シンデレラストーリーをたっぷりと楽しませていただきました。

虐げられ設定は、時にヒロインの闇落ち度が大きくなりすぎて読む側に負担がかかる場合もありバランスが難しいと感じますが、そのようなことは一切なく、登場人物それぞれの性格や口調も好感度が高かったです。

御曹司がヒロインに募り募った思いを告げるシーンの臨場感と、溺愛セリフの勢いにもやられました…!

優秀賞 商品券3千円

『君の隣は誰にも譲れない』花里美佐/著

望まない縁談を結ばれてしまったヒロインをお見合い会場から鮮やかに奪い去っていくヒーローのスマートさに、ベリカフェの御曹司らしさをひしひしと感じました。

研究者であり、物怖じせずハッキリと物事を伝えられる才女のヒロインが、ヒーローの前では少し弱った姿を見せるいじらしさも印象的です。

その反面「財閥」の御曹司という要素がやや薄く感じられてしまった部分が惜しかったと思います。

短編ながら盛り上がりがしっかり読み取れるストーリー構成も魅力的な一作でした。

優秀賞 商品券3千円

『財閥御曹司の独占的な深愛は ~彼氏に捨てられて貯金をとられて借金まで押し付けられた夜、婚約者に逃げられて未練がましい財閥御曹司と一晩を過ごしたら結婚を申し込まれました~』またたびやま銀猫/著

冒頭から掴みばっちりの超展開、リズムよく進んでいくストーリー、キャラの立った登場人物たち。

最初から最後まで目が離せず、編集部でも話題の作品でした。

まさに「こんなの見たことない!」がぎゅっと詰まった一作でしたが、その分やはりテーマである「財閥御曹司」の要素は控えめに感じられました。

テーマ性を存分に活かした次回作をぜひお待ちしております。

佳作

初見タイトルでは異世界ファンタジー作品の設定を現代版にアレンジしたものかな?と思いましたが「スマホゲームの推し(自分に似てる)がストーリー中に断罪されてしまった」から始まるヒロインの勘違いコメディのテンションが恋愛模様と上手くマッチしていてクスッとするのにコメディすぎずよくバランスがとれています。

大人なのに率直でピュアなヒロインは好感度も高く可愛く書けています。気になる点としては後半が少々駆け足気味でヒーローの魅力がやや感じにくく勿体ないシーンが多かった印象でした。次回はキャラの関係性や行動についてももう少し描写を入れつつ全員を程よく語ってほしいなと思います。


庶民派ヒロインとそれに紐づく商店街の復興というベリーズでは少し毛色の違った作品で印象に残りました。思い出を大切にしたいヒロインの気持ちやそれを汲み取ってあげたいヒーローの優しさでお話全体がラグジュアリーさよりは暖かさに寄り添った仕上がりで作者さんの個性が出ていて良い作品です。

一方でどうしても「財閥御曹司」というテーマ性が薄く感じられてしまうため今回は佳作という形での受賞となりました。もう少しヒーローが「財閥御曹司」である強みをアピールするシーンなどがあるともっといいと思います。

最終選考に残った作品
  • 『同期の彼はどうやらグループの跡取り候補?のようです』松浦澄水/著
  • 『甘く痺れる恋情~華麗なる御曹司は愛しい運命をもう二度と手放さない~』河野美姫/著
  • 『俺様御曹司からは逃げられません!』なこ/著
  • 『恋愛経験ゼロの御曹司様が札束で口説こうとしてきた』みなべゆうり/著

全体講評

第8回となったベリーズカフェ短編コンテスト。

ベリーズカフェではお馴染みの「財閥御曹司」が今回のテーマとなりました。


定番のヒーロースペックということもあり、全体的にストーリーの完成度が高い印象を受けた本コンテスト。

御曹司たるかっこよさを詰め込んだヒーローや、そんなヒーローと出会う魅力的なヒロインをたくさん見ることができました。


一方「御曹司」でも成立してしまうお話も多く、テーマである「財閥御曹司」らしさをいかにして盛り込むかが焦点となりました。

王道路線の中に、他にはない特出した部分をアピールできるとより読み応えのある作品が増えていきそうです。


2023年も変わらぬご愛顧とたくさんのご応募をありがとうございました。

2024年は短編コンテストもさらにパワーアップさせて、皆さまに参加したい!と思っていただけるテーマをお届けいたします。


開催準備中ですので、もうしばらくお待ちくださいね。

エントリー期間

2023年9月15日(金)~2023年11月15日(水)

コンテスト概要

王道ヒーローの一翼を担う!第8回の募集テーマは「財閥御曹司」

余裕で紳士的な彼と運命の出会い…それとも家業にまつわる契約結婚?

ハイスペックな彼との溺愛ストーリーを大募集!


隔月開催で様々なテーマの作品を募集していきますので、

「長編小説の完結はハードルが高い」

「普段とは違うテーマの作品を書いてみたい」

という作家さんも、ぜひ気軽に参加してみてくださいね♪


テーマに沿ったものであれば、既存作品でのエントリーもOK!ご応募お待ちしております。

応募要項

最優秀賞(1作)

商品券1万円


優秀賞(作品数未定)

商品券3千円


※該当作なしの場合もあります。

応募資格

不問(プロ、アマ、年齢等一切問いません)

応募方法

STEP1

エントリーしたい作品の【作品編集】から、【設定】画面のコンテスト応募第8回ベリーズカフェ短編小説コンテストを選択します。

STEP2

エントリーする作品のあらすじを入力してください。

STEP3

ページ最下部の【設定を保存する】ボタンを押すとエントリー完了です。

  • 事前にBerry's Cafeに会員登録の上、作品投稿をお願いいたします。
  • あらすじとは、ストーリーの全容、登場人物の設定や大きな流れを簡潔に明記したもので、あらすじの内容を元に審査を進めさせていただきます。
  • コンテスト応募のあらすじは、他のユーザーには公開されません。(エントリー締め切り日まで編集できます。)

原稿枚数

「Berry's Cafe」上で、作品本文を文字数3万2千字以内に収めてください。

(1ページの最大入力可能文字数は1万5千字です。)

※あらすじの文字数(400字程度)分については、審査時はカウントいたしません。

対象

応募サイト「Berry’s Cafe」で読むことができ、完結設定をされている作品


以下に該当する作品のエントリーは不可となります。

  • 「Berry's Cafe」の規約に反するもの
  • 過去に書籍化されたもの
  • 書籍化の予定があるもの
  • 本人以外に著作権及び著作隣接権があるもの
  • 現在開催中である他の文学賞に応募しているもの
  • そのほか当編集部が不適切と判断したもの

注意事項

  • 複数作品のエントリーを可とします。
  • 新作を推奨しますが、テーマに沿った作品であれば、既存作品での応募も可能です。
  • 完結締め切り後の作品内容編集は、誤字脱字の修正のみ可とします。番外編等の追加を含む大幅な内容の編集をされた場合、失格となります。なお、完結締め切り後に作品掲載ポリシー違反が発覚した場合も同様に失格となります。
  • 受賞作品以外の作品につきましては、選評を差し上げる予定はありません。

スケジュール

  • 2023年9月15日(金)エントリー開始
  • 2023年11月15日(水) エントリー及び完結締め切り
  • 2023年12月下旬頃 結果発表

※スケジュールは変更になる可能性がございます。

諸権利

受賞作品の出版権、雑誌掲載権、インターネット上への掲載権、コミカライズ権、映像化権等は、スターツ出版株式会社に帰属します。受賞作品の全部または一部を、スターツ出版が発行・運営する紙面、インターネット・スマートフォン向けサイトに掲載することがあります。

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