同作者様の「主さまシリーズ」のはじまりの物語です。
大好きなシリーズですが、生業の百鬼夜行を始める事になった理由を知りたくて気合いを入れて読み始めました。いつもの事ながら読んですぐに引き込まれ、読み進めるにつれて切なく目が離せなくなります。
甘いシーンならではのドキドキやハラハラ。
どうしようない位の切なさが素晴らしい程に折り重なっていて作者様の才能炸裂です。
登場人物のキャラも好きです。三角関係ですが嫌な気持ちにならないのが素敵です。
(わたしは特に澪ちゃんが好きです。彼女が居なかったらどうなっていたことでしょう;_;)
あと題名の意味が解った時は本当に泣けます。最後は心にずしりと来るものがありましたが不思議と希望が湧いてくるようなそんな気持ちで読み終えることができました。
主さまシリーズが好きな方はもちろん、作者様の作品が好きな方など多くの人に読んでもらいたい作品です。