南 亜子さんのレビュー一覧

★★★★★
2008/08/07 20:35
これはもう携帯小説とはいえない。

東西に分かたれた大陸。 そこで、今までにない大きな戦が始まろうとしていた。 身を切るような冷たい風の中で、ヴァルキリーと崇め慕われる小国の女王は声をあげる。 掲げる戯れ言のような理想を現実として守る為に。 ヴァルくれシリーズ第一部、衝撃の最終章! 読めばわかるだろう。 いつの間にか自身も戦地の中心に立っていることに。 これはもう、携帯小説の枠を大きく越えている。

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★★★★★
2008/07/01 15:35
生きている作品

苦労が人を成長させるのかと思った。 だが、そうではなかった。 少なくとも私の見出だした答えは違うものだった。 真実心から想ってくれる人の気持ちが成長を促すのだ。 想われた経験が、人を強くするのだ。 女の友情など信じていなかった。 だが、信じるに値すると思わせてくれたこの作品は まさしく私をも成長させた。

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★★★★★
2008/07/01 15:13
孤独な魔女の真実

《魔女》という言葉で 何を連想するだろうか。 歴史に刻まれた《魔女狩り》か お伽話の《悪い魔女》か この物語の《孤独の魔女》か 魔女と分類される存在よりも、普通の人の方が何倍も醜く恐ろしい存在だと、 この作品は教えてくれる。 だが、孤独という沼に居るしかなかった魔女を掬い上げるのもまた、人間だった。 相入れぬとされてきた 《魔女》と《人間》。 そこにある差異に。 境界に。 線を引くことは、 もしかしたら とても愚かなことなのかもしれない。 そう思わせる、素敵な作品。 だけど、この物語は、まだ始まったばかり…――。

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★★★★★
2008/06/16 22:09
あなたは何を思いますか?

平和を願いながらも 人を殺める、この矛盾。 そんな時、あなたなら何を思いますか…? あなたは貫けますか、 何処までも傲慢で 何処までも純粋な、 その意志を。 一人でも多くの方に読んでいただきたい、心打たれる作品でございます。

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★★★★★
2008/06/13 20:08
風を感じたい方に

二人が出会ったあの日から 動き出した物語。 それは次なる物語への序章 つかの間の平穏 つかの間の休息 穏やかな時間が流れるその国に舞い込みたるは 呪われの魔槍 紅と戦乙女、第二弾! 彼らのその後は… そして呪われの魔槍とは…。 ともかく彼らは暴れます! 時間の無い方は、のめり込み過ぎに注意!(笑)

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★★★★
2008/06/05 07:43
「戦乙女と紅」

ファンタジー×バトルで激しい内容の筈なのに、セピア色が似合う不思議な作品! その中で紅とエメラルドだけが鮮やかに引き立っていて……。 まるで、絵画を切り取って命と音を与えたような。そんな印象を受けました。 テンポも内容も感情の機微も兼ね備えた、素敵なファンタジーでした! 読まなきゃ損! と大声で叫びたい!! 完結してしまったのが寂しいので、星四つ★★★★

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