別れたいのに愛おしい~冷徹御曹司の揺るぎない独占愛~
変化
翌日。

朝礼が終ると直ぐに、奏人と今後についての打ち合わせを始めた。

少人数用の会議室を借りて、奏人の当面の予定を聞く。

今日と明日は昨日に引き続き、主要顧客への挨拶周り。

その後は国内工場への視察を兼ねた挨拶周り。

それらが落ち着いたら、年末年始に向けての販売戦略会議と新製品打ち合わせが続くらしい。

子供向け玩具はクリスマスからお正月に特によく売れるから、その準備が忙しくなるようだ。

奏人のフォローをする為に、現在私の担当している仕事の整理もしていく。
私も忙しくなるから、無駄な仕事は無くさないといけないのだ。

「意外に仕事量多いんだな」

ノートパソコンを睨みながら奏人が言う。

私が事前に送っておいた、業務一覧のデータを見ているようだ。

「この郵便管理ってのは誰かに回せないのか?」

奏人が言ってる郵便管理は、営業部宛の郵便物を仕分けしたり、逆に営業部から発送する郵便物を取りまとめる仕事だ。

誰でも出来る業務だけど、量が多く手間がかかる。

でも、重要書類が送られて来る事もあるから手は抜けないと言う、やりたがる人のいない業務だ。


私は新入社員のときこの担当にされたのだけど、未だに誰にも引き継ぐことが出来ないでいる。
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