- はちみつ色に輝いている
- あの人は輝いている。世界を照らす金色のように。簡単に手を伸ばせないほど、遠い場所で。
だから、ずっと、きみのようになりたかった。
まったく違うようでとても似ている、ふたつの淡い憧れがじわりじわりと近づいては、少し離れて。また、もう少し、近づいて。
いつしかお互いのためになにかしたいと願うようになっていく、ふたりのその姿こそが、なによりもまばゆい青春そのものでした。
『私が、光を当てて、あたためたい』
凍えそうになっていた朝陽の心の大切な場所を、見つけてあたためてくれたのが、とても柔くて、とても強い、光莉で本当によかった。
たくさんの『好き』の気持ちがぎゅうぎゅうに詰まった、甘くてすっぱい、苦しくて愛しい、キュンなお話です。 - 夢雨
- 21/01/27 13:10