浮気男のシンデレラ

男三人

「WWWない無い!
あんな薄情な女‼ お断りだね‼
今度会ったら張り倒す。
俺が具合悪くなったらさー


《キャーキャー汚なーい。》
《触らないでぇー》
《1人で帰って ネッ`ε´プンプン!!》


って、俺見捨てて帰っちまったんだぞ

もうコロされかけた

入院したんだぞ!
1日だけどナッ💢`Д´」

「エエッ入院したのはそれで・・・か‼
お前に電話繋がらないから
会社に電話したら入院したって
言われ て、
でも病院教えて貰えなくて

ウチの病院じゃ無かったしな。」

「だっからかぁ」

蒼太は納得したように頷くと

「あの子、お前が雅楽代グループの
跡取りって雑誌で知ったみたいだ
な、」

「ああ、あの経済誌か?
そう言えば今日が発売日だったワ」

「あーあ‼俺のとこにも、お前の連絡先
教えろってウザかったからさ
今日再合コン設定したんだよ。」

鷹斗がニヤニヤしながら話す。

「 めちゃくちゃ可愛い子揃える
約束でさ、皆残りの男は、
集合してんだよ、俺らも行くぞ‼」

「俺はパス」

「なんでだよ、あの子無視すりゃ
いいじゃん。」

「じゃあ行くわ、コロしにな!」
余りの慶一道の目付きに(((( ブルブル)))

「初めてコロしたいと思ったワ
二度とあの女の話はするな‼」

慶一道の本気の恐ろしさは、
剣道仲間なら皆知っている。
大学迄、続けた剣道5段、この2人も
辞めたかったが慶一道の

「卒業迄剣道付き合え‼」
の一言で仕方なく卒業迄続けた。


慶一道は、エア抜き道の構えで
グワッサーグッサーと切り倒した。

うおぉおおおおおお
2人はエア剣で切り倒されバタッ、
バタッと倒れた。

「あーすっきりした
ー^o^メシメシ行くぞー」

「あー、女の子どうする?
あの子だけじゃないんだぞー」


慶一道は2人の首を肘で抱え頭を
パンパンと叩いて


「キャンセル、キャンセルパンパン
キャンセル、キャンセル」パンパン
〈 イテッヤメロ、イテーッや゛め゛ろ゛〉

パンパンパンパン
と手拍子よく、軽快に副社長室を出て
行った。


俺の提案で行き慣れた居酒屋を目指した。

気さくな親父さんは浮気ばかりして
いたが、ある日からパタッと浮気を
止めた。


独身が長く、彼女は取っかえ引っ変え
毎回彼女が変わっていた。
しかしもう数年同じ女性だ。

本当の嫁を見つけたらしい。

女将さんはニコニコしていて歳は40代
身のこなしが綺麗で着物が似合う
日本美人で、連れ子が三人いる。

中学生、高校生の男の子だ。
いい子達で週末は店を手伝っている。

親父さんは背が小さく、丸くてモテる
タイプじゃないが話上手で、聞き上手

丸い顔は癒し系な男子?なんで
こんな美人が?
と不思議になるが、まあ人がいいからか?料理が美味いからか?
とか言う俺達も学生時代から通って
いる。

今日も暖簾を、くぐると満席状態
目ざとく俺らを見つけると、合図して
くる。女将さんがすぐ出て来て
空いた席に案内し、直ぐ座れた。

「俺は暫く酒辞めた宣言。
烏龍茶を所望する。」


ヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴヴ
鷹斗の携帯が震える。

ロック画面を見て鷹斗が小刻みに
震える。

「か﹏か﹏、佳代﹏、どうしたの﹏
と、当直﹏のハズジャ↗↗﹏」

鷹斗がビブラートの聞いた声で、
電話に出る。



「どーしたァ!震えてない?
女の子いるでしょ。」

鷹斗の新妻佳代は、二、三日前から
不信がリ携帯を見ていた。


今どき指指紋、寝てる時解除出来るの
を知らんのかい。

カードの明細にブランド品の購入歴
レストランの支払い、
これでバレ無いなら、アホか、


「な、なんで﹏バレたんだァ!
女のカンか?﹏」

「落ち着け鷹斗、女は居ない。」

慶一道が耳打ちをすると
そうだそうだと蒼太も小さい声で
あいずちを打つ。

鷹斗も動揺しながらも頷く!
「男﹏三人で居酒屋、徳兵衛。
め﹏し食ってるし﹏」


汗を垂らしながら言い訳する鷹斗を
見ていて、蒼太も慶一道もジワジワと
汗が出てくるし
座った尻に力が入る。


「嘘付け」ギャンギャン佳代の声が
漏れる。鷹斗も大声で

「本当付け‼、ちゃんと断った。」


「あ、レイちゃん❤明日楽しみ
だねー。早くあいたいな❤
だ゜ฅっฅけฅ↗タダじゃ置かない
からね ゚皿゚キ─︎─︎ッ!!」


「違う違う、彼女慶一道のフアン‼
オレじゃ無いから、本当‼」

「嘘付け‼」

「本当付け、ちゃんと断った。」

「じゃあ証明して、嘘着くと直ぐバレ
る からねー‼」


三人で写真をパシャリ

大将は「浮気しにくい時代になったな
携帯、進化しすぎだな。」

そう言いながら厨房へと戻って行った。


「佳代さん、間違いなく写メに映る
イケメン三人で飲んでましたよ。」

陽和と穂花は、グルグルメガネに、
深く帽子を被り報告して来た。

「おかしいわねー?」
怪しむ佳代は首をフリフリ納得して
いない。「ま、いいわ。」

陽和と穂花を連れて自宅へと帰った。
今日は2人を付き合わせる為お寿司
を取っていた。

「わーい。お寿司、お寿司、お寿司」

佳代の家でまったりと寿司三昧
三人は宅飲みを楽しんだ。

ほぼ鷹斗が帰ってくるのを確認すると
2人は佳代と鷹斗の新婚マンションを
でた。

意外と早いpm22時だった。

























< 3 / 51 >

この作品をシェア

pagetop