好きなんだから仕方ない。

どこにいたって

エミィ様と各星を眺めて一つ思った事がある。まるで親子であるかのように、多く干渉している神によって住人が一番大切にしている物が違うという事だ。
パドメ様の所は生まれた命など誕生を重視し、生きる事に執着している。
リッヅ様の所は心。自分が傷付き傷付け、心に執着しているせいで感情が露になりすぎている。
シアラ様の所は愛に執着しすぎている。自分を愛するから人に傷つけられる事を怖がり、部屋の中にこもっている者や他人を愛しすぎて恐怖を与えている者もいた。少し、リッヅ様の星と似た人格が多いかもしれない。
ヒアヤ様は言葉。伝えるという事を大切にしすぎて言わなくて良い事まで言ってしまい、喧嘩が起きているのが多く見られた。逆に言葉を重く捉えすぎて苦しそうな者もいた。
ウデルク様は死や終わりを連想させる物に執着すぎている。誰かが亡くなったのに魂はまだ生きているからと希望を持って作らなくて良いご飯を作ったり、祭りなどの催し物をした時に自分が終わりを知らせる事を極端に嫌がっていた。終わりがあるからまた始めるという楽しい空気を味わえるのに少し怯えすぎだ。
メルシオ様の所もそう。生活の基準が全て時間になっている。
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