ミーンミーン・・・・
夏休みも近づき、校舎の脇にある1本の木ではアブラゼミが身体を小刻みに揺らしながら
夏の始まりを軽快に奏でる。
サワサワと揺れる土手の芝生。
その芝生の向うに見えるグランドでは
少年たちが運動に励んでいる。
空は青く映え渡り
モクモクと綿飴のような積乱雲がゆっくり動いているのが分かる。
キーーン!
そんな空高く
バットの軽快音とともにボールが高く飛び上がる。
ありふれた日常・・・
しかし、
それは突然やってきた・・・
- あらすじ
幼なじみの梨緒をめぐり争う亮輔と祐介。
戦いの女神の力で様々な競技で競い合い、
最後、お互いが得意な"野球"で『祐介』
が勝利したかに思えた。
しかし、亮輔が投げて祐介が打った球が
運悪く木材の山に当たり
梨緒を下敷きに!
女神に連れられ病院へと運ばれた梨緒の
安否が気になりながらも
梨緒を傷付けてしまった
罪悪感と怒りが
相手に対してさらなる刃を向ける事となる
三角関係の結末とは