宮澤春乃
haruno miyazawa
レイドバッグホームズ令嬢

蓮見大祐
daisuke hasumi
ロータステクノロジー御曹司


「恋愛結婚なんてしない。経済力で選ぶ」

それは、恋人に振られた悔し紛れに出た言葉だったのに、真に受けた両親が政略結婚の話を持ってきてしまいお試し同居をするはめに。

うちの会社に損に働かないよう、蓮見さん側から破談の言葉を引き出そうと奮闘するも……一緒に過ごす中で触れる彼の優しさに気付いていく。

「おまえはただ、優しいだけだ」
「ずっとここにいてやる。だから、安心して休め」

政略結婚なんてできてしまう、冷たい人だと思っていたのに。

「俺の目が届かないところで、誰かに傷つけられているかもしれないと思うと気が気じゃない。俺の知らない場所で怪我を負うのはもうこれが最後だ」

真っすぐな眼差しに、触れる手の熱に、惹かれてしまう。


経済力さえあれば誰でもいいなんて嘘だ。
私は蓮見さんがいい。

――だから。


「ごめんなさい。私、嘘をつきました。政略結婚なんて、したくありません」




同居から始まるじれじれラブストーリー

あらすじ

「恋愛結婚なんてしない。経済力で選ぶ」
恋人に振られた悔し紛れで言った言葉を間に受けた両親により、政略結婚する流れになった春乃。相手の〝ロータステクノロジー〟御曹司である蓮見は快諾している……となると、こちらから一方的に断ったら会社の提携の話が揺れてしまうかもしれない。そう考えた春乃は、同居生活の中で蓮見の嫌うタイプを演じ嫌われようと試みるが、どんどんほだされていき……?

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ハウスメーカーの社長令嬢・春乃は失恋でヤケになり、親に勧められるがまま世界的企業の御曹司・蓮見と政略結婚をすることに。渋々同棲を始めた春乃は、蓮見の冷徹っぷりに困惑し、彼から破談にしてもらおうと考える。ところが、蓮見の冷静沈着な仮面に隠された溺愛本能を無自覚に煽ってしまい…!?「お前がどうしても欲しい」――めくるめく魅惑の初夜で、彼の燻る欲情と愛情をたっぷり注がれて…。
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政略結婚  同居  御曹司  令嬢