ー第5回ベリーズカフェ恋愛小説大賞応募作品ー


「いっつも自信たっぷりで、余裕の表情で……本音なんて何一つ見せなくて……」

「そう、それは悪かったな。だから『離婚届』なんて置いて出て行ったのか?」

「ほんと変なゆめ……ふぃんぎゃぁっ……!」

目の前に氷室鷹也、その人がいるのだ。


―――夢ではなく本物の……。


「た、鷹也さんっ⁉ どうして⁉」

「どうしてと聞きたいのはこっちだけどな。でも、とにかく…… 見つかってよかった」

ふいに、強い力で抱きしめられる。
彼の優しく低い声が鼓膜を揺らした。

彼はこんな時まで怒らない。
それが私には辛い。

―――なのに。


「離婚したいなら、理由を言え。そうでないと、俺は沙穂を諦めない」

「好きな人ができましたっ! とても頼りになって優しい人っ! ただそれだけですっ!」

「……は?」

 私の絶対にありえない発言は信じて、
 なんでそんなに怒ってるの……⁉

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氷室沙穂(27)藤製薬 令嬢
政略結婚を目標に育ったお嬢様
×
氷室鷹也(34)ヒムログループ御曹司
ヒムロ・ヨーロッパホールディングス社長

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2021.12.23 公開・完結

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〈special thanks〉

★godisdoraさま

とても嬉しいレビューありがとうございました!
思いの丈を感想欄に書かせていただきました!

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この作品のキーワード
スパダリ  御曹司  ローマ  年の差  結婚  溺愛  すれ違い  政略結婚  大人の恋 

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