エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない～離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます～

変化した関係 ～一哉side～

一時は離婚危機だった夫婦関係だったが、どうにか持ち直すことが出来た。

お互いが努力しているおかげで、以前よりも仲が深くなっている。

昨日は仕事帰りに待ち合わせをしてデートをした。

振り返ってみれば、いつも仕事ばかりで、ふたりで楽しむといったことがほとんど無かった。

妻が理解してくれていると都合よく考えて甘えていたと反省した一哉が、なんとか時間を捻り出し実現させたもので、妻への感謝イベントのような感覚だったが、実際は一哉の方が楽しんでいたと思う。

普段はあまり飲まない澄夏だが、お酒の席でも満足そうにしていたし、やはり夫婦で過ごす時間は大切なのだと感じた。

マンションに帰ってから常備していたワインで飲み直し、それから心行くまで抱き合う至福の時間を過ごした。

初心だった彼女も、最近は一哉の求めに積極的に応えてくれる。健気でありながら女の色気を感じる彼女の姿にますます高まり、つい無理をさせてしまう。

まさに第二の新婚生活といったところで、一哉としてはこの蜜月が当分終わらないでいて欲しいと願っている。

これからはもっと澄夏と過ごす時間を増やしていきたいと思う。