キミと、世界の果てまで。



「レンは異世界の騎士のお偉いさんで、地球を救う為に此処に来た、と」



「ああ」




そう言われてみれば、レンが着ている衣服は、少し変わっていた。


まるで漫画の世界から飛び出してきたような藍色の軍服に、胸元には騎士団の紋章らしきバッチが輝いている。


レンの住む世界では、こんな職業の人が居るのか。




「で、そろそろ真面目な話に入るんだけど」



「真面目な話…?」



「ああ、言ったろ?俺は“地球滅亡の危機の原因”を知ってるってな」




ドキン…と胸の鼓動が加速していく。思いもよらぬスピードで速くなっていく。




「目を瞑れ、ミライ」



「え?」




そう言われてレンの方に視線を向けると…

いつの間にか姿を現していた、レンの相棒・ソードの柄の部分が、あたしの額に付けられようとしていた。




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