あたし達は確かに愛し、
そして愛された。


犯罪者でも、殺人犯でも良いよ。


誰からも祝福なんてされなくて良い。


幸せな家庭も、
可愛い赤ちゃんも要らない。



ただ隼人と、何もない街でも
一生変わることなく愛し合いたかった。



あなたの傍に居ることだけが、
あたしの喜びだったんだ。


あなただけが、
あたしを必要としてくれた。



ねぇ、隼人。


あなたは何で、
居なくなってしまったの…?




※※

2007年7月、終了。
実話を元にしています。


2010年9月
野いちご文庫第一号として発売。
(現在は販売終了)

2011年1月25日に完全版が
全国書店にて発売。

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