暗がりの夜だから




次の日の朝早く、私はこの街から遠く離れた街へ引っ越した。

この街を、忘れてしまうほど…遠い、遠いところへと。


私にただ残されたものは、両親の遺品などではなくて―…ライトの秘密のパヒュームだけ。

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