★★★★☆
メッセージ性がある成長物語
変わりたいのに踏みだせない。
素直になりたいのに素直になれない。
そんな葛藤から他人(ひと)に嫉妬
してしまう自分に、今度は自己嫌悪...
ムダがほとんどなく、
きれい事で埋め尽くされていないところが
リアルで逆に良かったです。

口うるさくて厳しい母親、
そんな母親のスパルタ教育に
フラストレーションを積もらせる咲、
引きこもりの兄...
閉塞してしまった岡田家。
兄の一途な幼馴染、シュンが出入りし
始めることで変化が訪れる。

本当はお母さんも、
こうあらなければならないという
自分の母親像を演じていただけで、
円満な親子関係を築きたかった
のかもしれませんね。

踏みだす勇気、キッカケ、
あたりまえの小さな幸せへの感謝を
忘れない開かれた心。
多くの人が自分を見失いかけている今、
本当に大切なことは何か。
色んなメッセージが込められた小説です。
より多くの方に読んで欲しいです。
天音 紗世
15/02/24 00:39

>>新着レビュー一覧へ