これは、俺達の住む村の話…。




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「…唯都は、私の事好き?私は、唯都の事大好き…」



「…………(……想ってはいけないんだ)」


「また………そうやって、黙り込むんだよね…」



......俺は、結ばれてはいけないんだ。

それが.....俺の村の '掟' なんだ。

抜け出すことなど有り得ない、許されないんだ。

俺の村では男の生け贄を出さなければならない儀式がある。


▼生け贄の条件▼
・罪を犯した事のある男
・恋愛をしたことのある男
・恋人がいる男
・想っている女性がいる男


以上の条件に当てはまる男は生け贄とならなければいけない。だが、それは生け贄として選ばれた人間、1人が生け贄となる。



――――――つまり、この村は恋愛をしてはいけないのだ。想うことさえも…許されない。想いを抱いただけで生け贄の対象となってしまう。
…そして、この儀式…掟があることをこの村の女性は知っている。



「唯都…っ!?」


『お前は想いを抱いた…生け贄になれ…』

「な…あ、紅雪様…ッ!?」



もう………駄目だ………。
………諦めた………………。


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