【完】R・U・I〜キミに、ひと雫を〜のレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2016/09/13 02:43
投稿者: 馳月基矢 さん
キミが望むのなら、ボクは命を懸けてでも、

人間そっくりの高性能ヒューマノイド、ルイ。 ある目的のために彼を誕生させたのは、エミリの父だった。 感情を忘れ去ったエミリとは裏腹に、ロボットのはずのルイはよく笑うし、少し泣き虫で、嫉妬することも戸惑うこともあって、たまに「良い性格」になる。 いつでも直球のリカコ、物静かな隠れイケメンのアカリ、神様みたいな笑顔のナル、そしてエミリとルイ。 アンバランスに見える5人は、いつしか、かけがえのない仲間となり、支え合って、それぞれが抱える心の闇に向き合っていく。 ルイが獲得した心や命、体を持つ前から抱き続けていた愛と使命。 ルイが流す涙の意味を本当に理解したとき、エミリは、消せない過去を背負いながらも前に進んでいける。 心と命、愛の形を問い掛ける物語です。

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★★★★★
2016/03/21 20:39
投稿者: aona さん
ネタバレ
君の涙は本物ですか?

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★★★★★
2016/03/15 22:58
投稿者: 春音優月 さん
心があるから

この物語をとても現実味のあるものに感じたのは、ある意味小さな社会の縮図を表したかのようなスクールカーストの存在だと思う。 クラスの頂点に立つ人、感情を自ら捨てて傍観に徹する人、あえて目立ないように下の方で生きる人。 交わるはずのなかった四人の関係が、ロボットという異質な存在が加わることによって変わっていく-。 感情がなければ傷つくことも、傷つけることもない。 だけど......。 心があるから、誰かを大切に思うことができる、唯一になれる。 ハッピーエンドかと聞かれると答えにくいような気もするけれど、私にはこれが最高のハッピーエンドであるように思えました。 大切なことをたくさん教えてくれる物語、本当に深いです。シリアスで切ないけれど、独特の空気感にハマりました。 ぜひたくさんの人に読んで、この物語に触れて感じて、そして考えてもらいたい物語です。

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★★★★★
2016/03/15 11:32
投稿者: 名古屋ゆりあ さん
ネタバレ
笑って、怒って、そして泣いて

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