シークレットプリンセス〜白井ライト編〜
「お疲れ様。」
私は
白井さんより先に撮影が終わると
修二が
私が昔大好きだったジュースを渡してくれる。
「これ…。」
「好きだったろ?
このジュース。」
修二が
私が好きだったジュースを覚えてくれてて少し嬉しくなる。
「覚えてくれてたんだ。」
「当たり前だろ?」
修二は
あの時と変わらない笑顔を向ける。
でも
修二は…。
少し変わってしまっていることにショックも覚えた。
「ゆめ。
変わったな。
俺の知らないゆめになってて少し寂しかったよ。」
「え…。」
私は
修二から貰ったジュースを開けて
一口飲む。