私達は机の落書きから始まった。
 
 
目の前に大きな手を差し出してくれた。
 
 
「ごめんごめん。
 
立てる?」
 
 
「うん。」
 
 
右手を乗せると、グイッと引っ張り上げてくれたのはいいが、勢い余って、遼平に抱きついてしまった。
 
 
「…あ、ごめっ」
 
 
謝って、離れようとすると、再び遼平の腕の中にいた。
 
 
え?
 
 
「充電‼」
 
 
そう言って、力強く抱き締める。
 
 
久しぶりに遼平の香りに包まれる。
 
 
あったかい。
 
 
 
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