私達は机の落書きから始まった。
「おつかれさまでした~」
学園祭の片付けも終わると、外は暗くなっていた。
この日だけは、下校時間がないというか、うるさく言われない。
「優里、また明日ね。」
教室から出て、向かったのは
屋上ではなく、移動教室。
理由は、さっき 遼平からメールが届いた。
『菜々に会いたい
教室に来て』
すぐに何かあったんだと分かった。
いつもの顔文字もなく、呼び捨て。
余裕がないメール。
私は急いで、移動教室に入った。