私達は机の落書きから始まった。
 
 
「さっきの奴らだったらどうすんの?
 
もし、俺がさっきの奴らだったら…」
 
 
声が怒ってる?
 
 
私の腕を掴む力が強くなる。
 
 
「大丈夫だよ。
逃げるから。」
 
 
「逃げる?どうやって?
男の力に勝てると思ってんの?
 
そう思うなら 俺から逃げろよ。」
 
 
私の両腕を掴んで、上に挙げると、首筋に生温かいものが伝う。
 
 
 
嫌とかじゃなく、怖いと思った。
 
 
いつもの遼平じゃないみたい。
 
 
 
「…ッッ   やっ……」
 
 
ビクともしない腕を解こうにも解けず…

< 155 / 400 >

この作品をシェア

pagetop