私達は机の落書きから始まった。
 
 
「何泣いてるの?」
 
 
いつの間にか、遼平が横に並んで景色を見ていた。
 
 
そして、私の涙をすくってくれた。
 
 
その指が優しくて…
 
 
また涙が溢れ出した。
 
 
「哀しいの?
 
寂しいの?」
 
 
遼平の問い掛けに答える事はなく…
 
 
遼平は私を抱き締めた。
 
 
「そのために俺がいるんだから。」
 
 
そう言って、力強く抱き締めた。
 
 
その腕が私を落ち着かせた。
 
 
< 19 / 400 >

この作品をシェア

pagetop