私達は机の落書きから始まった。
「何が?」
優里が何を言いたいのか分かっていた。
でも、私は
「……いいんだよ。
遼平はきっと舞ちゃんと上手くやってるよ。」
遼平は私の学年でも人気があった。
嫌でも耳に入る噂。
遼平、より戻したって。
耳を塞ぎたくなるような噂を。
いくら、耳を塞いでも入ってしまうんだ。
「私はもう大丈夫だから。」
ウソ。
遼平の幸せを喜んであげたいのに、喜べない自分が嫌だ。
あんなに好きだった 舞ちゃんとよりを戻せたんだから、「おめでとう」って誰よりも言ってあげたいのに……
出来ないんだ。