私達は机の落書きから始まった。
 
 
「澤田!今度こそシュートだぞ!」
 
 
さっきの事で少しお灸を据えられた。
 
 
彰が私の頭をポンッと叩く。
 
 
慰めてくれたみたい。
 
 
再び試合が始まる。
 
 
タンッタンッタンッ
 
 
次々にお互いのゴールへシュートしていく。
 
 
運動は得意な方ではないけど、こうやって皆とするのは楽しい。
 
 
友美にボールが渡った。
 
 
私と目が合うと、ニコッと笑った。
 
 
やっぱり目が笑ってなくて
 
 
「菜々ちゃ~ん。パス~」
 
 
可愛い掛け声とは裏腹に勢いよく飛んでくるボール。
 
 
……避けられない!
 
 
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