私達は机の落書きから始まった。
 
 
ガンッ
 
 
顔面に直撃した。
 
 
左目と鼻の辺りに…
 
 
「やだぁ~、菜々ちゃん大丈夫?」
 
 
友美の声が聞こえる。
 
 
でも、目が痛くてよく見えない。
 
 
「ちゃんと避けないから……」
 
 
近くで聞こえたクスクスと笑う、友美の声。
 
 
いつものキャピキャピした声ではなく、少し低めの声。
 
 
背筋が一瞬凍りつく。
 
 
……いまの…わざとなの?
 
 
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